RPA〜単純作業の繰り返しを自動化

2018年4月（102号）

RPAってご存知ですか？
RPA：Robotic Process Automation
昨今、AIなどコンピュータやロボットが、自動的に作業をしてくれて、さらに自分で考えて動くというシステムが注目されていますが、企業として導入するには膨大な費用がかかってしまいます。
そこまでは必要なくとも、「ちょっとした単純作業の繰り返し業務を自動化できたらなぁ・・・」といった業務、ないでしょうか。そんなときに便利なのが「RPA」というものです。

人間が行っていたパソコン上の操作を、そのパソコンに自動でやってもらう

簡単に言うと、「人間が行っていたパソコン上の操作を、そのパソコンにソフトを入れて自動的にやってもらう」といった内容です。ただし、ソフトもはじめは何をしたらよいのかが分かりませんので、どういった作業をさせたいかを設定してあげる必要があります。しかし、一度設定してしまえば、あとは「スタート」と合図するだけで自動的に作業してくれます。

RPAの導入によってメリットのある業種・業務とは

RPAソフトを使って、業務を自動化する・・・具体的にどんな業務を自動化できるかですが、主に「定型業務」が多い仕事でメリットがあります。逆に言うと、定型業務以外では使えない（使い方次第？）であることが多いかもしれません。

例えば・・・
●毎日ほぼ決まった伝票処理がある
●決まった書式を元に、決まったソフトに入力する作業がある
●各担当者が作った営業日報を1つの表にまとめてメールに添付して報告する
●データがフォルダに保存されたら、それを元に処理を始める　など

定型業務が多ければ多いほど自動化することで人件費を削減することができます。

自動化することで、
●人的ミスを防止できる。
●人件費を削減できる（残業・時間外労働の削減）
●労働人口の減少に対応する

今後は、AI技術も連携し、RPAソフトだけではできなかった「判断する」部分の自動化も可能になるのではないでしょうか。
（これはもう少し未来のお話かもしれません・・・）