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2017年7月(93号)
何度がお伝えしているコンピューターウイルス関係の記事ですが、ニュースで話題になった”ランサムウェア”・・・今はどんなものが流行っているのか、実際に検証用のパソコンで感染してみました。
実際に感染してみよう!(※絶対に真似しないで下さい)
いつも通り、様々な文章、添付ファイルを送ってくる迷惑メール。
ウイルス対策ソフトを最新の状態に更新して、添付ファイルを開いてみます。
1.標準のセキュリティソフト「Microsoft Defender(またはSecurity Essentials)」が入っている場合
デスクトップ画面に通知が出ました。今回数種類の迷惑メールを開いてみましたが、すべてブロックされました。
ウイルスが起動せずブロックされているので、これであれば感染はせずに済みますが、ウイルス対策に100%は無いことを忘れてはいけません。今回はあくまでテストです。
2.ウイルス対策ソフト”無し”の場合
メールの添付ファイルの1つを起動し、数分tたつと、パソコンのデスクトップ画面(壁紙)が変わっており、データ(エクセルや画像など)が開けない状態になっています。この状態でもパソコンは『起動できる』『インターネットに接続できる』のが問題で、インターネットに接続すると、ウイルスが拡散されたりと二次被害につながります。
そして、データが見慣れない拡張子に変わってしまった状態。
こうなってしまったデータを元に戻すソフトや、データ復旧業者なども出始めていますが、やはり100%はありませんし、復旧にかかる時間やコストを考えると、データのバックアップや感染を防御するためのセキュリティ対策を万全にすることが大切です。
※今回は検証のためにインターネットに接続できないパソコンでウイルスに感染させました。
最近は、画面上に「コンピューターウイルスです」と大袈裟に名乗るようなタイプは減ってきており、「いつの間にか感染していた」というようなタイプが流行ってきています。感染に気付かずパソコンを使っていると、データがどんどん見れなくなっていく・・・というような厄介なタイプが多いので、この記事を参考に、セキュリティ対策をお考えいただければと思います。
1ポイント:
ランサムウェアは、パソコン上のデータを開けなくして、「開くにはお金を払え」と脅迫してくるタイプのウイルスです。お金を払ってもデータが戻ってくる保証はありません。
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