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2016年12月(86号)
WiFi(無線LAN)を使ってインターネットをする機会は増えていく一方です。社内でもipadなどタブレットやノートパソコンをWiFi接続している環境も少なくないかと思います。特に持ち運び用の機器はWiFiが欠かせません。
このWiFiですが、使うには「無線ルーター」や「アクセスポイント」と呼ばれる、電波を飛ばす機器が必要になります。この電波にはいくつか種類(規格)があり、古い機種だと、最新のPCやタブレットと相性が良くなかったりします。
WiFi無線の種類 〜電波の種類を理解して、使い分ける!〜
電波は大きく分けて2種類があります。
細かいお話は抜きにして、イメージとして見ていただければOKです!
【a】という種類は、他の電波の干渉を受けにくいが、電波の飛ぶ距離が短い(障害物があると更に短くなる)。また、屋内でしか使用できない(屋外で使用するには免許がいる)
【g】という種類は、他の電波の干渉を受けやすいが、電波の飛ぶ距離が長い(壁などの障害物にも強い)。屋内外で使える。(bという似た種類の電波もありますが、現在はgが主流です)
電波には、このように2種類があり、無線ルーターの近くで使うのであれば【a】のほうが良いですし、例えば自宅の1階から2〜3階に電波を飛ばしたいのであれば【g】のほうが電波が飛びやすいです。【g】は電子レンジや他の無線機器(無線キーボードマウスなど)と電波が干渉する場合があるので、【a】で接続できるのであれば、なるべく【a】のほうが良いかと思います。
インターネット、Youtubeなどの動画閲覧、各種データのダウンロードなど、無線機器には知らず知らず負荷がかかっています。長年使っている物であれば、見直してみてはいかがでしょうか?
最新のWiFi無線規格
無線ルーターの箱に、11ac対応とか、n/a/g
というような記載があります。単なる【a】と【g】というのは無くなってきており、【ac】【na】【ng】などと表記されています。よく見れば、必ず【a】と【g】の文字がありますので、2種類の電波が使えると分かります。逆に【a】の表記がない機種も売っています(gしか記載がない)。これは電波が1種類しか使えないことを意味しますが、価格帯が安めに設定されています。今買うなら、少し高くてもすべて記載されているものがベストです。
※もちろんながら、パソコンやスマホ側も対応していないと電波を使えないので、注意です!
◆無線ルーターとは?
インターネットをするために必要なプロバイダを登録したり、インターネットの出入り口になる機器をルーターと言います、このルーターに、電波を飛ばす役割のあるものが、無線ルーターです。
◆アクセスポイントとは?
ルーターとは異なり、電波を飛ばすだけの機器をアクセスポイントと言います。よく会社にもある”ハブ(有線のLAN)の無線版”、といったものです。また、無線ルーターにはスイッチがついていて、アクセスポイントとして切り替えて使えるものもあります。
無線で接続できる台数には上限がある?
無線機器のパッケージを見ると、上記にあった「aやg」のほかにも、「使用人数〇人まで」などが書いてあります。
これは、その無線機器に接続できる端末(パソコンやスマホなど)のおよその上限を示しています。
例えば、1人はパソコンとスマホ、もう1人はパソコンとタブレットとゲーム機、のように、何”台”ではありません。量販店で販売しているものは家庭向けが多いので、だいたい1家庭で使用できるものが多いですね。
もちろんそれ以上の台数の機器を接続してもOKなこともありますし、少なくても接続が不安定になったり、途切れてしまったりする場合もあります。
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