リモートデスクトップが便利！

2016年8月（82号）

外出先で、会社のパソコンを使いたいと思ったことはありませんか？データだけはUSBメモリに入れて、見られるようにはしているが、編集ができないとか、会社のパソコンに入っている専用ソフトを使いたいとか、うっかりデータを忘れてしまったとか・・・
そんなとき、外出先から会社のパソコンを直接使えたら便利ですよね！？

どのようにして接続するのかと、接続方法の種類
以前、Teamviewer（チームビューア）というソフトを紹介したことがあります。外出先から操作したい会社のパソコンと、外出先で操作する端末（スマホやノートパソコン）の両方にソフトをインストールし、共通のIDとパスワードを入力すると、パソコンを「遠隔操作できる」というものです。このソフトの場合、ソフトをインストールすれば使える（しかも基本無料）ので、けっこう簡単で便利です。しかし、動作に不具合が出ることがあったり、会社のパソコンの画面が勝手に動いているため、社内の人がちょっとビックリします（画面を消していればOKですが・・・）

また、無料で使えるものへの抵抗感があったり、セキュリティが心配、という方にはあまり評判が良くありません。
そこで、Windowsに標準搭載されている遠隔操作ソフトと、セキュリティ環境を整えた状態で、パソコンを遠隔操作しよう！というのが本題です。

まず、使うソフトは「リモートデスクトップ接続」という機能です。試しにソフトを見てみましょう、パソコンのスタートボタンから「すべてのプログラム」→「アクセサリ」と開くと、上記のソフトがあるかと思います。起動すると、どのパソコンを操作したいのかを入力する画面になります。
ここで１つ、このソフト、基本は「同じ場所（ネットワーク）にあるパソコンを選ぶ」という感じになっています。今回は外出先から接続したいわけですので、「外出先から会社のネットワークに入り、さらに会社にあるパソコンを操作する」というようにする必要があります。

VPNで会社に接続し、リモートデスクトップでパソコンを操作する！
ということで、まずは「会社のネットワークに接続」する必要があります。
ここで便利なのがVPN接続という技術！よくパソコンでWiFiに接続するようなイメージで、「会社に接続」するという項目を追加することができます。
そして、このVPNで会社に接続すると、そのパソコンが「会社にある」のとほぼ同じ状態になります。つまり外出先にいながら、会社のネットワークに入っている状態になるわけです！
会社にいるのと同じ状態なわけなので、リモートデスクトップで、目的のパソコンを操作することもできてしまうのです！（接続中、パソコン画面はロックされて見れなくなるので安心！）

もちろんですが、それを実現するためには機器を準備する必要があります
1.VPN ルーター
VPN接続ができるルーターが必要になります。
当社で人気なのはヤマハのRTX810という機種。
数名が接続できれば良い場合には、比較的コストを抑えて導入できます。

2.UTM 製品
こちらは推奨商品になります、外部から接続できてしまうわけですから、セキュリティ対策は万全にしておきたいものです。
UTMで、万が一のデータ流出等を未然に防止しましょう！

3.そして設定！
機器がそろったら、設定が必要です！
設定しなければVPNもリモートデスクトップも使えません！もちろん、当社では設定、そして使い方説明までが標準です！

近頃、このプランが好評を得ております。
UTMをご購入いただくと、1のVPNルーターもセットで付いてきますので、今後お考えの方は是非ご連絡くださいませ。
基本価格、月額8,000〜10,000程で提供中です。
まずはお客様の使用環境を調査します！！

メリットとデメリットをおさえておこう！
◆メリット
・持ち運ぶパソコンには何もインストールする必要なし。
・高価なソフトを何本も買わなくて済む、その分メインのパソコンにお金をかけられる。
・データを持ち出すことのリスクが減る、USB紛失防止、データの上書き間違い防止。
・見るための端末はノートパソコンでもスマホでもタブレットでも、なんでもOK！
・極端な話、世界中どこからでもアクセスできる。

◆デメリット
・インターネット環境がないと、何もできなくなってしまう（双方がインターネットで接続されていることが大前提！）
・インターネットの速度が遅いと、もちろんながら反応がにぶくなる。