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2016年5月(79号)
最近、ニュースにもなっているのですが、「ランサムウェア」や「マクロウイルス」といったウイルスがメールを通じて大量に出回っています。今回はこうしたウイルスについての対策知識をお伝えします!
ランサムウェアとは?
日本語でいうと「身代金ウイルス」といった表現になります。
例えば、メールに添付ファイルがついていて、それを開くと、パソコンに保存してある各種データ(文書や画像など自分で作成したデータなど)がほぼすべて開けなくなってしまい(暗号化ファイルにされてしまう)、それを戻すには「どこどこにお金を振り込んでくれれば、開けるように元に戻します」と脅迫する文章を画面に表示する、といったウイルスです。
かなり性質が悪く、お金を振り込んだとしても、元に戻る可能性はかなり低いということです。
マクロウイルスとは?
こちらもランサムウェアと同様にメールで感染する場合が多く、メールに「エクセル」や「ワード」のデータが添付されてきます。
このデータを開いてしまうと、データの中に潜んでいたウイルスが、パソコンに入ってしまう、というものです。
これらは「マクロ」という、エクセルワードに搭載された機能を悪用したもので、日ごろからマクロ機能を使っていたりすると、意図せず感染してしまうことがあります。
このマクロウイルスに感染すると、インターネットでのネットバンクのパスワードなどを盗まれてしまう場合があります。
どうすれば見分けがつくの?
今回はメールに限定してお話しますが、まず、「あやしいメール」「メールのおかしなところ」に気づくことが大切です。
英文だけのメールや、日本語の文法がおかしかったり、身に覚えのない請求などの金額が載っていたりと、よく見れば明らかにおかしいメールの場合がほとんどです。
ただ、日常業務として英文をお使いだったり、メールで添付ファイルが届くのがほとんどの方の場合は、開いてしまう前に、相手(差出人)や件名(表題)を確認して、おかしなところがないかチェックしましょう。
(なかには知人を偽装して送られてくるものもあるので、本当に厄介です・・・)
対策はないの?
こうしたウイルスは、「ついつい開けてしまう」ことを狙っているので、まずは「添付ファイルを開く前にはよく確認する」ことが大切です。
また、もちろんですが、ウイルス対策ソフトや、度々ご紹介しているUTM(ファイアーウォール)機器を導入するなどして、不意に開いてしまう前に、ウイルス対策ソフトで削除されるのが良いでしょう。
ただ、こうしたウイルスは日々変化していくため、ウイルス対策ソフトが追いつかなくて反応しなかったりする場合もあります。
もし対策ソフトがスルーしてしまった場合、使用者としては「あ、このメールは安全だな」と、「ついつい開けてしまう」ことにつながります。
意識してメールを確認するようにしましょう!
具体的な対策プランは?
1つの対策では、すべてを防ぐことはできません。メールを使うという基本的な部分から、見直してみるのも良いかもしれません。
なるべく安全な対策プランを立てることが大切です!
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