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2016年3月(77号)
Windows7や8をお使いの場合、画面の右下に ” 田 ” マークがずっと出ていますよね・・・
クリックせずとも、「Windows10にしませんか?」というようなメッセージが表示されます。
以前少しお話しましたが、Windows10へのバージョンアップは、場合によっては控えたほうが良さそうです。
Windows10が悪いわけじゃない!?
現在、Windows7か8をお使いの場合、「無料」でWindows10にバージョンアップすることができます。
確かに無料でバージョンアップできるなら嬉しい限りなのですが、既存のパソコンの購入時期や、メーカー、使用しているソフトなど、10にしてしまうと動作が不安定、または起動しなくなるといったトラブルをよく聞きますし、実際に対応もしております。
幸い、もし10にして不具合があった場合は、以前の状態に戻すことも出来るのですが、100%うまくいくとは言えず、いくつかデータが消えてしまったとか、設定した内容が消えてしまったとか、10にするにも戻すにも、不安定なのが現状です。
ではなぜこうなってしまうのか?Windowsというソフトだけで考えれば、10にしようが何にしようが大丈夫なんです、それはメーカーが古いWindowsから新しいWindowsへのバージョンアップを保証しているからです。ただし、これはあくまでWindowsというソフト単体での話!
要は、そのWindowsが入っているパソコン本体については、各メーカーの対応、ということになるわけです!例えばNECや富士通など、各メーカーのホームページを見てみると、「Windows10の対応状況について」などのページがあるかと思います。
ここで対応OKになっていれば大丈夫ですが、記載がなければ、どうなるかは保証できないということですね!
しかも、これだけではありません!ソフトもWindowsだけではありませんよね。普段お使いの専門ソフトなどは、そのメーカー毎の対応になりますから、パソコン本体とは別に、各ソフトメーカーの対応もチェックする必要があるのです。
Windows10の良いところは?
とはいえ、店頭で売っているパソコンは10に置き換わってますし、ビジネス用パソコンも、基本は10をおすすめしています。(※1)
これは、「新規購入するなら10が良い」という意味になります。(上述の通り、バージョンアップはおすすめしておりません・・・)
また10の良いところとして、一番はセキュリティ対策です。もちろん最新版のソフトなので、最新のセキュリティ対策が施されていますし、意外とまだ知らない方も多いのですが、ウイルス対策ソフトが元々インストール(Windows Defender)されていて、まったくの”ノーガード”というわけではないんです。
インターネットで記事を見れば分かりますが、Windows Defenderはあくまで無料ソフト程度で有料ソフトほど高機能では無いにしろ、まずは購入直後から安心して使用することができます。
心配な方や、当社でもおすすめしているファイアーウォール(UTM)を未導入の方は、導入を検討していただけると、より強固なセキュリティ対策ができます。
また、パソコンの起動スピードや動作が軽くなっていますので、日常使用でも快適さが増しています。他にも、最近流行のSurfaceをはじめとした2in1パソコン(画面とキーボードが分離できるもの)など、様々な使い方に対応しているのも、Windows10です。
他にも、これからWindows10フォンと呼ばれるスマートホンが続々登場します。
このスマートホンには「Continuum」(コンティニュアム)という機能があり、スマホをテレビなどに接続すると、普通のWindowsのようなデスクトップ画面が出てきて、スマートホンが言わばパソコン本体の役目をする、というようなものだったり、パソコンやタブレットをどう使いたいのか、より使用者のニーズに合った使い方ができるようになっていきます。
接続は有線or無線化もできます。
(※1)使用する環境によって、7や8にするかどうか判断させていただいております。
パソコン 1point HDDをSSD化しよう!
パソコンが最近遅くなった、買ったときはもっと速かった気がする・・・数年パソコンを使用していると、はじめはインストールされていなかったソフトだったり、保存していくデータだったりで、パソコンの容量をどんどん使っていきます。
また、起動させているソフトも増えたりしますよね。そんなとき、まだパソコンを買い替えるほどではないけど、もっとスピードを速くしたいと思うことがあります。パソコンの動作を決めるパーツとしては、CPUとメモリがよく聞くものかと思いますが、今売っているパソコンでこの2つのパーツはある程度良いものが入っている場合がほとんどです。
また、CPUは後で交換できないと言ってもいいですし、メモリも増設できる場合とできない場合があります。
そんなとき、何気に簡単に交換できるのがハードディスク(HDD)です。デスクトップパソコンでもノートパソコンでも、大抵の場合HDDはすぐに交換できるよう、フタをちょいと開ければ取り外せるようになっています。このHDDを、もっと読み書き速度の速いSSDというものに取り換えよう!というのが今回のお話です。
少し前まで、このSSDというのは価格が高く、容量も少ないという状態だったのですが、ここ最近は値段が下がり、容量は増えています。数年前のパソコンのHDDの容量であれば、SSDに替えることで、容量はそのまま、スピードを速くすることができる場合があります。
また、HDDのデータはSSDにまるごとコピーすることができるので、取り替えに半日か1日かかってはしまいますが、交換してすぐ、これまで通りの作業ができます。HDDはデータの読み書きを繰り返すことで消耗しますので、HDDの故障前に交換するという保守の観点からも、おもしろい”パソコン改造”だと思います。ご興味ありましたら、ご連絡お待ちしております!
≪SSDとは?≫HDDと同じサイズの記憶媒体で、USBメモリの大きい版というようなイメージ。駆動部品がないので衝撃にも強い
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